期待しないということ
ある出来事への不安や心配が過ぎて、恐怖へと変わり、誰かや何かに対する怒りへとすり替わることがあります。
小さな不安や心配は、いつでも誰にでも起こります。
期待していたことと違う出来事が起きたとき、
期待していた反応と違う態度をとられたとき、
「あれっ?大丈夫かな??」って心配になってきます。
「期待している」ということ自体が無意識であったとしても、
出来事に対して違和感や不安や心配な気持ちを持った時点で、
自分は無意識に何かを期待していて、それに裏切られたのだなと思います。
誰かが気を利かせてくれるはず、
自分にとって都合の良いように采配してくれるはず、
自分よりも強い何かに守ってもらえるはず、
世の中の大多数の基準ではこうなるはず、
いままではこうだったから同じようになるはず。
期待通り、予測通りに物事が進めば、自分にとって安心安全、ラッキー。
でも、期待通りに物事が進むなど、ハプニングくらいに思っていてもいいのかも。。。
いつも偶然に期待どおりのことばかりが起こるはずがありません。
それで、予想と違う流れになると、なんか怒り出しちゃったりするんです。
「私の期待と違うじゃん!これじゃ安心できないじゃない!」と。
無意識に誰かに期待するのは、自分の安心や安全を誰かに委ねてしまうことになる。
自分がこうしたい、またはこれはしたくない、というはっきりした軸を作って、
安心と安全を自分で守らなくちゃ。
心配になったり不安になりすぎて、何故かイライラしたり、どうしたらいいのか分からなくなったら、「おや、自分はなにを期待してるのかな?」って考えてみるのも面白そうです。
その期待を、相手が結果を出してくれるのに任せるのではなくて、自分主導で導くとしたら、どんな手段があるかな~~?ってたくさんの具体策を考えてみる。
そしたら、案外と自分ができる小さなことが見つかって、安心しますよ♪