「快適」は、代謝に良い。
ある夏の日。リビングに、夫婦が二人で過ごしています。
ピッタ体質の夫は暑がりで、エアコンの温度設定を下げました。
ヴァータ体質の妻は冷え性で、寒い!と言って、厚手の靴下を履き、カーディガンを羽織りました。
快適に感じる室温は、人によって違います。
ピッタ体質の暑がりの人が、暑さを感じたままでいれば、ピッタの要素が増えてしまい、代謝に問題が生じます。イライラして怒りっぽくなったり、皮膚が赤く炎症を起こしたりするかもしれません。暑いと不快なのです。
夫は快適さをもとめて、エアコンの温度を下げました。
ヴァータ体質の妻はもともと、冷たい性質を持っているので、夫ほど暑さは苦になりません。どちらかというと、クーラーで冷えて乾燥するのが苦手。ヴァータの要素を増やして、冷え性や肩こりや頭痛などが起こってしまいます。
寒いと不快な妻は、暖かくするために色々着こみました。
これは、どちらも「快適」を求めた結果です。
快適な環境にするということは、代謝を安定させることになります。
無意識にしている、自分にとっての心地よい環境づくりは、自分の体質にとって
ベストな代謝をするための環境だったりします。
暑い、寒い、乾燥、湿度などでどんな環境を好むのかは、自分の体質を知るのに良い判断材料になりますよ。
でも、ピッタ体質の人が、辛いものやしょっぱいものやお酒を沢山食べたり飲んだりして、クーラーをガンガンに効かせているのは、ちょっとちがいます。
ヴァータの人も、大好きなコーヒーを毎日飲んで、楽しい外出のスケジュールを詰め込んで、疲れが取れないと言ってるのも何か違う。
快適と不快を感じ取るのは、「五感」です。
この五感、本当に快適なもの、有益なものを間違って判断してしまうことがあります。
一番間違えやすいのは、味覚。嗜好品や味の濃いものなど、刺激の強いものに慣れてしまって、それが「快適」だとして、脳が判断を誤るのです。
五感の調子を整えておくことは、五感から受けた刺激を、脳で正しく判断させて、代謝を乱さないことと直結します。
五感を整えるのに必要なのは、代謝にとって無益な情報を取り入れないこと。
刺激の強すぎる味、作って時間のたちすぎた食べ物、暴力的な映像、うるさすぎる音、不快な肌触りや痛みのあるもの、などなど、沢山沢山あります。
五感を使いすぎたり、間違った刺激を得たり、使わなすぎたりするのが、五感からの代謝を損ねることになります。
食べものや、生活のしかたを整えて、正しい「快適」を感じ取る身体を作りましょうね♪
そして、オイルトリートメントは、五感も五感から入ってきた思考もスッキリデトックスさせます。
定期的に全身をデトックスして、五感を冴えわたらせておきましょう!