食事でできる、簡単メンタルケア
今、自分の精神状態があまり良くない。
というとき、自覚していたり、表面的に出てくる状態は、
うつっぽい(落ち込み系)
怒りっぽい(イライラ系)
の二つにわかれるかと思います。それか、どちらも混ざった状態のこともあるかと思います。
アーユルヴェーダでは、どんな不調や病気も、ヴァータ・ピッタ・カパが根本の原因です。
端的には、
うつっぽい→カパが増えすぎ
イライラ→ピッタが増えすぎ
と考えられるかと思います(これだけではないですが、だいたい)。
そして、どちらの状態にもヴァータの乱れが必ずあります。
精神的不調の多くの原因は、自分がいる環境=人間関係だったりしますが、
自分の身体側の乱れを整えることで、精神へ影響は少し楽になるのです。
そして、カパやピッタを食べるもので整えるのは、即効性もあり取り組みやすいことです。
うつっぽい(カパが増えるとき)に、食べ物で気をつけてみてほしいのは、
甘いもの、炭水化物(米、パン、麺)、揚物、乳製品を取りすぎていないか?
レトルトやコンビニご飯(作り立てではないもの)ばかりに偏っていないか?
冷たいものを食べていないか?
イライラする(ピッタが増えるとき)には、
塩分、辛いもの、酸っぱいもの、揚げ物、熱いものや刺激のあるもの(コーヒーやアルコールも)を取りすぎていないか?
甘いものを取りすぎていないか?
時間通りに食べられなくて、お腹がすきすぎることは無いか?
レトルトやコンビニご飯ばかりになっていないか?
といったことを、思い出してみてほしいのです。
食事は毎日身体に入り、身体の性質を作ります。
もしも、このような偏りがあったら、ぜひ改善してみてほしいのです。
皆に共通なのは、
・温かくて作り立ての新鮮な食事
・食べ過ぎない
・おなかが空いてから食事する
・良く噛む
・良い雰囲気で食べる
こころの状態が気になるときは、ぜひ、最近の食事のこと、少し思い出してみてください!